
■ MUKU-DATA 欅端材 天然乾燥30年ほど
毎朝盆栽に水をあげる。
鉢物は水やりを怠ると枯れてしまう。
杜松、黒松、楓、柘榴、樹齢はだいたい自分と同じくらいか少し先輩のように思う。
盆栽をやっているというよりは、ただ枯らさずに水やりを続けている。
盆栽はあの小さな鉢の中で何百年も生きている木も居る。
次へ繋げていく為に、ただ水やりを毎日続ける。
一時を所有して次の人へと繋げるための水やり。
物の所有、お金を貯めて好きなものを買って所有すること、、
盆栽に毎日水やりをしているとお金とモノの所有との関係は面白いものだなぁと思う。
約30年ほど前に新潟の上越方面から出た欅の丸太
(30年前って、まだ20代で気持ちが荒れ不安定な小僧だった頃、、か)
樹齢はどうだろう・・300年?それ以上か・・
端材とはいえ1本の欅の丸太から挽かれた材は目細で独特な雰囲気を纏っている。
茶箪笥等の扉の板用に挽かれたらしく薄く製材させているものが多い。
埃まみれだった材たちをまずは埃を掃き落として、両面を水で洗い流した。
ウネウネと細かな杢目がくっきりと顔を出す。
何も手を加えなくてもそのままでも凄みを感じる。
薄めの看板、花台、敷板、家具材、、
色々と使えそうな材かと思う。
樹齢数百年、天然乾燥30年、それがなんで今ここに来たんだろう・・
巡ってくる不思議なご縁に、これは私の代で材としてどこかに活かせてあげれるのかどうか?
また数十年眠るのか?
それとも別な地へと旅を続けていくのか・・・
急がずにこの材とも向き合おうと思う。






